生存者からのメッセージ



ひめゆり学徒生存者 本村つる

戦後、ひめゆりを題材に小説や映画が数多く世の中に出ましたが、それらのほとんどがフィクションです。実は、私たちはそれらが出るたびに、落胆し、憤慨していました。

今回の映画ではひめゆり学徒生存者が生の声で当時の様子を鮮明に語っています。この映画は、生き残った者の真実の叫びであり、亡くなった友への心の奥底からの鎮魂の思いを綴ったものです。

生存者はほとんどが80歳を越えました。いつかは消えてなくなります。でも何年たっても、この映画が、資料館とともにひめゆりの記憶を後世に確かに語り継ぐ大事な財産になるだろうと信じています。


映画「ひめゆり」は、ひめゆり平和祈念資料館のリニューアル総合プロデューサー・コーディネーターを務めた柴田昌平監督が13年かけて作った、2時間10分の長編ドキュメンタリー映画です。

このページの著作権は下記に属します
プロダクション・エイシア himeyuri@asia-documentary.com

≫長編ドキュメンタリー映画「ひめゆり」公式HP